単行本「バカヤンキーでも死ぬてやれば世界の名門大学で戦える。」を読んでみよう

昨年、単行本「ビリギャル」が映画化され話題をよびました。

学年ビリのギャルが偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話し。

今回の気になる単行本「バカヤンキーでも世界の名門大学で戦える。」も全く勉強とは無縁だったある1人の青年の話である。bakayan018

本が10月上旬に出版された。あの有名なアメリカの公立カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)を5月に卒業し、現在は東京の会社で働く鈴木琢也さん(29)が、実際に体験したもので、鈴木さんはインタビューで、「いつからでも人は変われる」「そんなの無理だというのを、一度疑ってみることが重要」と語っています。

鈴木琢也は不良でした。o-TAKUYA-SUZUKI-570

13歳の頃に万引きや窃盗で警察に捕まり、何度警察のお世話になったか覚えてないくらいだそうです。たばこを吸って、朝まで仲間と遊ぶといった、結構ヤンチャな幼少期を過ごしていたそうです。

勉強になんて一切興味がなかったものだから、高校は偏差値30台の最低レベルのところへ入学。

高校の治安も悪く、家庭環境が悪く、父が外資系の保険会社で、夜遅くまで働き、稼ぎは悪かったのもあり、母親とケンカが多かったため、居場所をさがすため、仲間といたり、やっぱり勉強とは縁あるはずもなく、高校卒業後は先輩の職場でとび職をすることになりました。

とび職の仕事は歩合制で自分に向いていて納得してやっていたとのことでした。

しかし、19歳の時ある転機が起こりました。

あれだけ嫌っていた父親が仕事の業績が良く、ハワイで表彰されることになりました。

その授賞式に家族から説得されハワイに行くことになったのです。

会場は不思議な雰囲気。ハワイだからか会場にいる人の殆どが幸せそうに見えたそうです。この式は外資系生命保険会社のライフプランナーと呼ばれる営業マンに対する表彰式。その会社では毎年成績上位者が海外旅行セットの表彰式に招かれていました。

会場で初めて会う親父の友人、「いったいトップセールスはいくらくらい貰ってるんすか?」そう聞いたら「今年1位になった彼は2億くらいかな?」そう言われたそうです

「2億??」

「オレの仕事は1平方メートル足場を掛けて250円だぞ!」その時初めて同じ時間働くのにここまで差があるのかと知った。しかも彼らは仕事に対して強い情熱とやり甲斐をもっていました。

そんなスゲー連中の中で表彰される父親を見て初めて親父の努力を知った。なんでも成績が上がらなければ数年で辞めていく外資系生保営業の世界で16年間売れないままセールスを続けクビ寸前の所で成果を出したのでした。

その売れない時代の半分は自分が最もグレていた時期と重なっていた。仕事がうまくいかないなか、息子は繰り返し警察に捕まったり外や学校で問題を起こす。その度に妻とケンカし家庭内別居状態にまで陥る。母は精神がまいってしまい精神病院に診察にいく程だったそうです。

その上、娘(姉)は大学に入学したのでなんとしても学費を稼がねばならなず経済的にも精神的にも苦労していた。そして16年目に初めて表彰されることになったので親父からすれば大きな達成でとてつもなく嬉しかったんだと思う。だからあれだけ表彰式に来いと自分に言ってきたのだとわかったのです。

それから嫌っていた父親への見方がかわりました。表彰式に出席した経験が自分の仕事に対するマインドセットを変えました。「せっかく働くなら沢山稼ぎたいしやり甲斐を感じる仕事がしたい」そう初めて思った。それだけでなく親父の背中を見たことで自分も親父のいる営業の世界で一流のセールスを志すと決め、そして一流の仕事をするには知性が必要だということもその時知りました。

20歳で勉強の大切さを知り、まず本を買ったり、新聞を進められ、読んでも漢字がわからず、辞書も引けないほどの学力でした。

独学に限界を感じ、専門学校で資格を取り、IT企業に就職することができました。

しかし、リーマンショックが発生し、中堅社員は次々と淘汰されていく現実を目の当たりにしました。

この頃からできる社員と、自分を比較し始め、経験値、学歴の違いがわかりました。

そこで、学ぶ能力をつけることと、効率よく経験を積むため、思い切って会社を退職しました。大学に行くためです。

大学に行くために、情報収集していると膨大な金額がかかるとわかり、父親に話してみると、『今なら投資できるぞ』と言われ、家族の大切なお金を使うのだから、『てっぺん』を狙おうと東大を考えるが、勉強経験があまりにもないため、時間がかかりすぎると思い期限を最大5年に設定した。

そこで、海外を調べるとカリフォルニア州では編入制度があることを知り、『これしかないな』と思ったそうです。

短大入学、2年の間に基礎教養と英語を養い、うまくいけば名門校に編入するチャンスがある。

東大は世界トップテン外、バークレー校はトップテン内で、あの有名な孫正義氏の母校でもあり、さらに難しいことに挑戦することになりました。この時バークレー校の凄さを知る父親は『知らないって怖いな』と思ったそうです。

渡米後、語学学校に行き始め、一番最低のクラスだった。高校レベルの教科書を引っ張り出し、勉強する必要がありました。効率よく勉強するために自分を律しコントロールし徹底的なタイムマネジメントを実行しました。

1、活動記録をとり自分の行動を分析

2、睡眠時間を削らない

3、その状況(クラスの構成や自分の教養レベル)に合わせたライフスタイルを構築する。

そうすると、生産性を保ちながら長く勉強するのに最適な時間は1日14時間だと結論付けました。

最低1時間は自由時間があり、ネットでお笑いなどを見ていたそうです。

『今自分ができないのは、経験が足りないから』と自分がやっていることが正しいと信じました。

そして2年間この生活を続け、このやり方は一生は続かない、モチベーションが限界の、2年間でした。

合格発表はサイトに『Congratulations,Takuya!』の文字。

生まれて初めて少し親孝行できた気がしたそうです。CQhaF_nUcAEww5I

大学在学中もたくさんの努力をし、大学卒業後は日本で就職しました。

目標、ゴールを先に決めてしまい、そこからどう行動すれば目標に近づき、目的を果たせるのか、完璧な行動管理、マインドの維持がすごいですね。

この本を読んで、自分の行動に行かせたらいいですね。

カバー帯+

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