今回はみなさんご存知の方も多いかと思いますが、中村屋の六代目中村勘九郎さんが
十二月大歌舞伎に出演中ですので、スポットを当ててみたいと思います。
まず十二月大歌舞伎の演目は菅原伝授手習鑑「寺子屋」というお話しですが、
その松王丸という役をされています。
『寺子屋』の松王丸は、役者の腕が試される難しい役とされているようです。
序盤のおどけた場面から、後半の迫真の名場面まで、歌舞伎の面白さを凝縮させた
かのような不朽の名作と言われてるみたいです。
故・六代目中村勘九郎さんですが、私アラサーにとっては同世代であり、
父親の十八代目中村勘三郎さんの時代から一番テレビなどで馴染みのある
歌舞伎役者だと思います。
何度密着取材や、ドキュメントなど小さな子供だった頃からみてきたでしょうか。
もしかしたら歌舞伎の世界に興味が湧いたきっかけかもしれません。
おっと、思い入れがありすぎて、
ちょっと前置きが長くなり、勘九郎さんのプロフィールとかより、
お父さんの故・勘三郎さんの名前まで出てしまいました。すみませんw
弟の七之助さんはこちらから↓
中村七之助(二代目)白髪があるけど結婚は?身長や年収、兄や松潤との関係も気になる!
六代目中村勘九郎wiki的プロフィール
http://www.fernwood.co.jp/pro_kanku.html
氏名 中村 勘九郎(なかむら かんくろう)
本名 波野 雅行(なみの まさゆき)
代数 六代目
屋号 中村屋
生年月日 1981年(昭和56年)10月31日
出身地 東京都
サイズ 身長:174cm / 体重:65kg
父 十八代目中村勘三郎(1955/5/30〜2012/12/05 満57歳 没)
母 波野好江(七代目中村芝翫の娘)
弟 二代目中村七之助
妻 前田愛
子供 波野七緒八、哲之
http://natalie.mu/stage/gallery/show/news_id/173670/image_id/515414
なんとも微笑ましい家族の様子でしょう。
みんな仲も良さそうですね!子供さんたちも、5歳の長男・波野七緒八と2歳の次男・波野哲之が、2017年2月の「二月大歌舞伎」での「門出二人桃太郎」で初舞台を踏むことが明らかになったばかりですね。勘九郎さんと七之助さんも同じ舞台で故・勘三郎さんと初舞台を踏んだこともあり、きっと中村屋にとって特別な舞台となるでしょう。
受け継がれるDNA
私は正直子供の頃とか、テレビを見たときに勘九郎さんは故・勘三郎さんは全く別物というか、似ていないと思い込んでいました。
お母様の好江さんに兄弟2人とも似ているんだと思い込んでいました。
しかし、大人になられてからの密着ドキュメントなど見ていると、顔も似ているんですが、
話し方や、ちょっとした表情が本当にそっくりだなと思いました。
子供の長男、七緒八くんはお母さんの愛さんに似ている感じが個人的にします。
次男の哲之くんは外面がいいと勘九郎さんは言っているようで、お家で大変みたいですが、まだ子供だししかたないですねw
カワイイ時期ということでしょう。
故・勘三郎の面影を感じる部分もあるんだそうです。
芸もしっかりと受け継がれていくことでしょう。
スカイツリーで歌舞伎?獅子?
中村屋といえば江戸時代の芝居小屋を現代に復活させ、多くの人に歌舞伎を楽しんでいただきたい。。と、中村勘三郎が長年抱いていた思いを実現した平成中村座。
2000年の第一回公演!
東京、大阪、名古屋、、ニューヨーク(アメリカ)、ベルリン(ドイツ)、シビウ(ルーマニア)などに登場し、各地で人々に歌舞伎を知らしめ、沸かせてきたようです。
通常の劇場とは趣を異にする、’江戸の芝居見物’を体験できるいわばタイムトリップのような、時空を超えるエンタテインメントとして、歌舞伎ファンの枠を超え多くの観客を惹きつけているみたいです。
そして、今回気になったのは、スカイツリーで天望歌舞伎というのがあってるみたいです!
夜空のスクリーンでロックに戯れる獅子の舞が見られるようです。
ちなみに、天望歌舞伎とは
歌舞伎の語源は「傾く(かぶく)」だそうで、奇抜なファッションに身を包んだ「かぶき者」の踊りをルーツとし、さまざまな芸能や流行を取り入れながら現代に受け継がれてきたようです。
そんな歌舞伎の流れがあり、天望歌舞伎は、東京スカイツリーと地上350mの美しい夜景を舞台に、中村勘九郎がロックンロールに合わせ舞い踊るほか、公演映像のコラージュによる平成中村座のコラボレーションで贈る新感覚のエンターテイメントということです。
中村屋の、平成中村座は初めて見た人にもわかりやすくできてるようです。
エンターテイメント性も高いので海外の方にもうけるのでしょう。
私も、歌舞伎とは全く違いますが、シルクドゥソレイユを見たいと思うし、
見たらしばらく感動と興奮がおさまりません!
これを、海外の方も、日本らしい歌舞伎を見て同じように思うと思います。
こう言った、伝統芸能を受け継がれる方は自分の世代では終わらせないように、伝授
していき、受け継いでいくのも仕事ですね。
最後に
次世代のお客様を作っていかないといけないので、伝統を守りつつ、
常に新しいことも考えて実行していかないといけないので、並大抵の努力ではないと思います。
そう言った意味でも、平成中村座はとても古きを温ね、新しきを知るという意味でも
素晴らしいと思います。
これからの中村屋から目が離せません!!